STORY

About

私たちが目指すのは、ローカルのよきものを継承しながら多様性を認め合うウェルビーイングな社会です。

様々な人がかかわりあって作られた石巻産ホップやクラフトビールが都市と地方を繋ぎ、皆様の交流のきっかけになることを願っています。

「震災の時以来、エール(YELL)をいただいた石巻から、今度は風に乗せてエール(ALE)をお返ししたい。」

そんな思いを込めたビールをお楽しみください。

歴史

ISHINOMAKI HOP WORKSがある場所は

2011 年の東日本大震災でも被害を受けた

「石巻日活パール劇場」。

かつて、酒蔵やダンスホール、映画館として

長きにわたり地域の文化をつくってきた場所です。
古き良きものを磨き、再興し、ビール醸造・販売を通じて次世代につながる新しいカルチャーを

つくることを目指し、この場所を選び、

2022 年6月より自社で醸造を開始しました。

ホップ

ハーブの1種である多年草のツル植物のホップ。

​桜が咲くころから芽が出始め、1日に30cm成長することも少なくなく、7月下旬から8月中旬の収穫期には約6mにまで成長します。

ビールの「苦味」「香り」「殺菌」「透明度」に影響を与え、
ビール作りにおいて重要な要素の一つです。
安眠作用、女性ホルモン類似物質による美容作用、アルツハイマー予防等でも注目されています。

ISHINOMAKI HOP WORKSでは、
「カスケード」
「センテニアル」
「信州早生」
「ハラタウ」
​の5品種を栽培しています。

ホップ毬花.jpeg

​ISHINOMAKI HOP WORKS
の想い

震災以降、宮城県石巻市で人々の生きる力の強さに惹かれ、豊かな自然を使った農作業を通じて就労支援をしようという思いで始めたホップ栽培がISHINOMAKI HOP WORKSを運営する一般社団法人イシノマキ・ファームの出発点です。
たった数株の苗から始まり今ではISHINOMAKI HOP WORKSという醸造所を持つまでに成長することができました。

私たちのホップ農場がある石巻市北上町では、
夏の収穫の時期になると5メートルを超えるホップの苗の緑のカーテンが広がります。
そして、小さなホップを一つひとつ、スタッフと就労支援に受けている方々とで丁寧に摘み取り、
ビールの原料になっていきます。
石巻産ホップを使ったビールは、そんなたくさんの人の手と想いがつながって生まれているビールです。

これからは地域の皆さんと共にビールでホップの花言葉でもある「希望」を届けていきたいと思ってます。

ホップ栽培を通じて関わる方が笑ってくれた時、人の幸せは誰にでも体験できるものだと感じました。
調子が良い日、悪い日でもみんなで楽しくビールを飲み、話し合ってくれると嬉しいです。

ISHINOMAKI HOP WORKSでは誰にでも幸せが届く、誰も隔てられない多様性のある場所を作っていきます。

​代表 高橋由佳